がんばれ!エリモピクシーの子どもたち
横断幕にありそうなタイトルにしました。
わたしはエリモピクシーの子どもたちのファンでして。
府中マイルでべらぼうに走ることで有名で、
リディル、クラレント、レッドアリオンなどきょうだいで重賞11勝しながらG1にはまだ手が届いていない、なんとも応援したくなる一族なのです。
1番人気でG2を勝てるのにG1を勝ちきれないいじらしさ。
優等生なのにちょっと不器用なところがなんとも愛らしい。
明日はヴィクトリアマイル。
強い牝馬が集まるし、私事ながら毎年誕生日近辺に行われていてとても好きなG1。
府中マイルですべて馬券になっているレッドオルガちゃんが出走予定で、本当に本当に楽しみ。
ついにエリモピクシーの子どもがG1を勝つかもしれない。
むしろこれが最後のチャンスかもしれない。
残る現役はレッドオルガとレッドヴェイロンの2頭。
ヴェイロンはコース問わず抜群の安定感があるものの、どうしても牡馬でG1となると層が厚い。
その分明日は年に2回しかない牝馬限定G1。
多少適正とズレていてもここを目標にする馬は多い。
確かにまだ重賞も勝っていない彼女がG1馬と戦うのは厳しいかもしれない。
オルガちゃんも5歳、きっと最初で最後のヴィクトリアマイル。
一族のベストな舞台で花開いてくれないだろうか。
それにしてもエリモピクシーは不思議なお母さんである。
ディープ、タキオン、ダンス、キンカメの4頭をつけても子どもはみなよく走るし、
このサウスポーぶりは母譲りなのかと思いきや、エリモピクシー自身は特段左回りで成績をあげたわけでもない。
そんなエリモピクシーは残念ながら2017年の夏に亡くなっていて、
その年に出産した最後の産駒も頚椎に異常があるとのことで競走馬にはなれないそう。
ちなみにJBISサーチの記録によると、最後の年はスピルバーグをつけていたみたいで
一族最強の府中マイラーが産まれていたかもしれないと思うと見てみたかったなと思う。
種牡馬になった子はいないけど、昨年レッドアヴァンセが繁殖にあがったので
牝系でこの血が続いていってくれることを願ってやまない。
そしてどうかレッドオルガも無事にお母さんになってほしい。